大飯島モトハル
大コレクション展
とはなんだったのか?
セーラームーンお札メモからの創作②
「白鳥の湖」
M6パネル、和紙、アクリル、アクリルガッシュ、色鉛筆、ゲルインク
全員男の架空のバレエ団「慶組」による
男だらけの「白鳥の湖」公演1000000000000...000000000回記念紙幣を想定した。
独裁者に愛された変態脚本家による独自のアレンジが加えられた「白鳥の湖」も面白いが、
バレエ団内のドロドロの愛憎劇も面白い。
<制作の経緯について>
9月上旬に飯島氏から送られたDMの要件は以下のとおりである。
”「セーラームーンお札メモ」を「キャラクタ」「複数人」「お札」に分解し、
広義の意味での「贋作を」作っていただきたい。〆切は10/7です。”
そして、セーラームーンお札の画像が複数送られてきた。
飯島氏の好みや執着する物事について把握はしているつもりだったが困惑した。
全裸男性祭中の人間にセーラームーンお札の贋作を依頼してくるとは?
「・・・狂ってる。やりましょう。」私は依頼を受けることにした。
<作品解説>
「息子たちへの謝罪」
M6パネル、和紙、アクリル、アクリルガッシュ、色鉛筆、ゲルインク
タイトルは沙村広明先生の画集「娘達への謝罪」に対するオマージュである。
架空のアイドルグループ「ピーチボーイズ」を襲う仕組まれた惨劇・・・という内容。
お札は「ピーチボーイズ」のグッズを想定している。
成瀬ノンノウ
一番真面目に制作してくれた作品である。描き込みが凄い。コンセプトも書いてくれた。ちゃんとしてる。パッと見のイカレ具合があるのでこの作品からシリーズに入っていく人が多かった。彼女は前回の個展で美男子をメインに発表していて、私は行く途中に急病を発して見ることができなかった。いつか見られるだろうと思ったら作品は全部買い上げられてシンガポールに行ってしまったので鑑賞するための難易度が爆上がりしてしまった。この会場で彼女の作品を見られた人は幸いである。シンガポールに行かずとも中野で見ることができたのだから。以下、ご本人からの解説とともにお楽しみください。